例文暗唱21~25(3日目その5)
目標:15分で読んで、15分でマスターしよう!
今回は同じような英語表現をまとめて覚えてしまいます。
文型が同じであったり、文の構造が似ていれば意味も似てくる、というのは以前にお話しましたね。それを逆から見ていくことにしましょう。大丈夫、すぐに意味が分かります。
1. I think that Tom will come back soon.
『トムはすぐに戻ってくると思うよ』
I think that = SVO 第1文型ですね。また、thatはよく省略されることは説明しました。
thatの中身がTom以下です。中身は第1文型。
この形に似たもので、
I know that, I wish that , I hope thatなどがあります。
know=知っている、 wish≒hope=希望する、望む、です。
共通点はなあんでしょうか?そうthinkもその他もすべて『頭や心で考えたり思う行為』ですね。
つまり、細かいことは分からなくても『that以下の内容を思った』のだろう、ぐらいは文構造から分かるのです。違いは程度や感情が加わっただけなのです。
例文をみれば、Tomが戻ってくることを、thinkで『ただ思う』のかwishで『だと良いな』と希望する、その違いです。
このように関連付けで覚えれば使える英語が身に付きますよ。
2.I said to Tom, "Congratuations on your success!"
『私はトムに言いました、成功おめでとう!』
これは直接話法と言いますが覚えなくても良いです。ポイントは実際に話した内容をそのまま書いているという点とほとんど過去形になる、ということです。
ちなみに順番は逆でも構いません。
"Congratuations on your success!" I said to Tom.も同じ意味です。
saidが圧倒的に多いと思いますが、told言った asked 尋ねた、も合わせて覚えましょう。
3. I watched someone who broke this window.
『私はこの窓ガラスを割った人を見ました。』
文法的にはwhoは関係代名詞といいます。疑問詞ではありません。そしてsomeone誰か、がどんな人かと言うとbroke this window窓を壊した、と説明しているだけです。あまり深入りはせずに、文中でwhoを見たら説明する内容がくっついてるくらいの感覚でOKです。ちなみに、『もの』を説明するときはwhoではなくwhichです。
I want the bag which you have.
『あなたの持ってるそのバックが欲しい』
バッグはものなのでwhich、それだけです。
4.He is taller than me.
『彼は私より背が高い』 tall-taller-tallest
tallは高いです。それにerやestが付くと比較級・最上級となります。というと意味が分からなくなるんですが、簡単です。
形容詞のtall高い、 比較のtallerより高い、 最上級のtallest一番高い というだけ。
そして、taller より高い場合は『誰と比べて?』という比較対象や、tallest一番高い場合は、その範囲を指定することがあります。
例えば、富士山は一番高い山ですが、世界一ではなく日本という範囲においてです。
Mt.Fuji is the tallest mountain 富士山は一番高い山です、では微妙ですので、
Mt.Fuji is the tallest mountain in Japan と限定します。
長くなりましたが、-erや-estが出てきたらこれだな、と思えばOKです。
big-bigger-biggest , young-younger-youngest , cheap-cheaper-cheapestなど。
5.You are more beautiful than her.
『君は彼女より綺麗だよ』
気が付きましたか?これも4と同じ比較です。でもerは使いません。代わりにmoreを付けます。ちなみに最上級はmostをつけます。
You are the most beautiful in the world. 君は世界一美しいよ
erやmoreを見たら比較、estやmostを見たら最上級、それだけ覚えましょう。
【参考】最上級にtheが付く理由。
例文4と5で最上級をやりましたが、その時にthe tallest、the most beautifulとtheが付いていることが気になった方は流石です。簡単に説明するとtheは特定性です。
日本で一番高い山は?→富士山と日本人99.9%答えられますね。
You have to climb the tallest mountain in Japan.と言われたら『えー富士山に登るのかよー』となります。つまり、富士山と言わなくても(日本一高い山=富士山)の認識があるので、みんなに通じるわけです。そして、何事も1番は特定しやすいのでtheと相性が良いのです。でも勘違いしないでほしいのは一番でなくてもtheは使えます。
例えば the second prize は二等賞という意味。コンテストなどは順位を付けているので、2位も特定できますね。中学英語では知らなくても平気ですが結構大事なお話でした。
今回は盛沢山の内容でしたが、次でついにラストです!最後まで駆け抜けましょう!