英語教育の価値
今回は英語教育の価値についてのコラムですので、そんな考え方もあるのね程度で気軽に読んで貰えればありがたいです。
まず、日本で英語教育の熱は増す一方です。高校入試では英検、大学入試や留学ではTOEICやTOEFLという英語のテストで英語科目の免除、また大企業でも入社、昇進・昇格、部門異動などでTOEICのスコアを条件にしているところは多くあります。
それだけ英語力が求められています、が!日本人ほどの英語音痴もいません。
しかし、だからこそ、まだまだ英語が出来ることが強みになるのです。
中学生はアルバイトできませんのでイメージし難いかもしれませんが、現在の東京都の最低時給は958円です。ファストフードなどで大体1000円程度です。
教育関係でいえば、大学生から可能ですが、個別指導の塾で1200円~1500円程度、集団塾で2000円~2500円、社会人向けのTOEICプロ講師で5000円~10,000円でしょう。
個別指導の塾はファストフードよりも時給が高いですね。さらに、集団塾、プロ講師と倍増していきます。
なぜか?時給が高いほど求められる能力、とくに英語力は高くなり採用される難易度が上がるからです。つまり、言い方は悪いですが、誰でもできる仕事は時給が低く、出来る人間が少ないほど希少で価値があるのでです。
英語に関しては、英検2級ぐらいで個別指導や英語関係のその他アルバイトに応募可能です。英検準1級があれば集団塾も可能でしょう。
そして、英検1級やTOEIC900以上があると一気に報酬が跳ね上がります。なぜなら難易度が高く合格者が少ないからです。
もしあなたが中学生、高校生であるならば、英語学習をオススメします。大学生になった時に遥かに短時間のアルバイトで同級生よりもたくさん稼げるでしょう。
大学生も同様です。TOEIC800以上は就職活動でまだまだ十分な効果があります。
そして、社会人の方でリストラにリスクがある方も同様です。TOEIC900以上あれば、明日からでも時給5000円以上で働ける場所はたくさんあります。時給5000円というのは大手総合商社の平均値並みです。アルバイトでも十分生活出来ます。
そこで必要なのが時間の投資です。英語学習はどうしても時間がかかります。0からTOEIC900レベルまでには3000時間はかかるでしょう。しかし、そのリターンは大きいのです。では、どうするか?
①早く始める
今、学生のあなたはラッキーです。今すぐ英語を始めましょう。例えば中学1年生であれば、社会に出るまで10年あります。3650日です。1日1時間を継続できれば大学卒業時には英語のプロレベルです。社会人の方は時間が作りにくいですが、スキマ時間を活用すれば時間は確保できます。
②正しい方法でやる
やみくもにやっても英語力は伸びません。そのため、独学はお勧めしません。
一番良いのは個別指導で出来る人から学ぶことです。できる人とは、英語力、指導力、そして自身が英語が出来ない状態から出来る状態になった学習経験を持つ人です。そのため、独学はあまりお勧めしませんが、優秀な先生の個別指導は高額になりますね。
そこで独学を始める前に、英語の学習方法が書かれた本を3冊程度購入し、共通点や腑に落ちた部分を抜粋して勉強法を確立させましょう。ただ、この時に注意なのは学習ルールを守ること。学習本があっても独学は独学です。自分の都合よく解釈しても誰も指摘してくれません。自分で律するしかないのです。
③投資をケチらない
英語学習に関する情報やチャンスに対してケチってはダメです。それは何十倍、何百倍にもなって将来返ってくる投資と考えましょう。※ただし、効果のない教材や非常識なっほど高額なセミナーにはご注意ください。ただ、プロ講師の時給が5000円なので、個別指導をお客さんとして払う料金は1時間1万円程度というのはざらにありえます。無理なく続けましょう。
最後に怖い話をして締めます。
ここまでは英語が出来ると色々な経済的なメリットがあることを伝えました。しかし、これは逆に言えば、英語が出来ないとデメリットがあるということでもあります。
極端な例ですが、明日からあなたの会社の公用語が英語になったとしましょう。英語が出来ない社員は仕事にならないのでクビです。しかし、グローバル化はそのレベルで来ています。もっと言えば、英語は当然、プラスもう1言語(例えば中国語)の水準になることも近いでしょう。英語の出来ないあなたより、日本語がペラペラの外国人の方が日本で働きやすくなる日も近いのです。
少し脅しっぽくなりっましたが、遅かれ早かれ現実になるでしょう。
自動通訳のデバイス進化に期待するという手もありますが、自分を進化させた方が賢明だと私は思います。