中学英語 3日で攻略

3日で英語を得意科目に

中学校の英語で本当にやるべきこと。

今回も独り言もとい中学英語コラムです。

そもそも中学校の英語は中途半端過ぎる、と思います。

というのも、真面目に英語の授業を受けて、定期テストも高得点な子が『では、英語で何が出来ますか?』と言われたときに『簡単な英語の文章が物凄くゆっくり読めて、内容も大体分かる』程度なのです。これは非常に微妙です。

英語の能力として読む、書く、聞く、話す、があります。

そのなかで、読む、に特化しているにも関わらず、そのレベルがあまりにも低いのです。というよりも、他の3つの能力が低いので、読め能力も伸び悩む、という方が正確でしょう。

母国語であれば、聞く→話す→読む→書くの順番で取得します。

赤ちゃんが周りの家族に話し掛けられ言葉のシャワーを1~2年浴びると、はじめは『あーうー』だったものが『パパ、ママ』と単語レベルで話せるようになります。この時点で大人の言っていることの大半は理解できていると言います。次に絵本などで文字を見せながら読み聞かせると、音と文字(ひらがな)が一致していきます。最後に自分で絵本を読むことが出来るのです。そのため、ネイティブとして生まれて数年すれば、誰でも聞いて話すことは可能です。しかし、日本のように義務教育が徹底されていない国では、会話は出来ても、文字の読み書きができない文盲の方もたくさんいます。日本語で考えれば、漢字を勉強しなければ文章を読むことは難しいのです。各のは尚更ですね。

このネイティブの言語修得と第二外国語の修得は異なる点に注意です。まず、ある年齢を過ぎると言葉のシャワーを浴びても母国語にない音は雑音として認識されてしまうのです。特に日本語は音が少ないので、外国語の音が拾い難いのです。そのため、英語を聞き流しても雑音を聞いているだけで何も身に付かないのです。逆にロシア語などは多くの音を持つので、言葉のシャワーという方法でも言語修得が可能なケースがあります。

つまり、第二外国語習得法では母国語が何であるか、が重要なのです。

以上のことから日本人が英語を学ぶ際には、まず発音→単語→短文の音読→文章読解→作文の順が良いと考えます。特にお話ししたように発音は重要です。その言葉の音が発音できない=雑音として認識、だからです。

発音を最初にやらないと後で必ず伸び悩む原因になります。なので、中学レベルの英語学習者のみなさんは読むことばかりではなく、ぜひ発音を意識して習得すべきなのです。その上で文章を読む(音読)することで、読む、書く、聞く、書く、の4技能がすべてレベルアップしていきます。

言語学習のボトルネックは発音にあり、です。

ボトルネックとは瓶の首の細くなった部分で、目的達成(ここでは瓶の中身を出すこと)の障害になる要因を意味します。